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司法書士 三谷先生のブログ

積み残した過払訴訟案件、新たな論点の解決へ

9連休に及ぶ年末年始の休暇も終わり、業務開始となりました。

連休が長かった分、仕事始めの第1週はなまった体に鞭打つのが大変です。おまかけにこの寒さ。 そうはいっても、初日から何やかやと10時過ぎまで事務所にいました。 昨年を振り返ると、債務整理、過払請求の減少傾向は続きますが、業者側の対応、反撃はストップしません。 消費者金融では、かねてから過払請求の対応の悪さが際立っているA社は、その対応ぶりに磨きをかけている始末です。対応につい ては優良といわれたていたB社も、昨今、訴訟において徹底した主張をしてくる場面が増えてきています。 クレジット会社は、O社を中心として、独特の主張を展開してくる会社と、争わない会社との2極化が明確になってきています。 また、勝訴判決を取っても、まったく無視して払おうとしない業者と、即座に払ってくる会社との差も広がっています。 紛争の論点として、取引の分断、悪意の受益者ではないとの主張のみならず、業者側がさまざまな主張を展開しているのが、最近の傾向です。 ①キャッシング一括払いでの一連計算を否定する主張やキャッシングリボ払いとい1回払いの一連計算を否定する主張、 ②1回でも支払いが遅れたら期限の利益を喪失したとして、遅延利息で計算すべきとする主張、 ③債権譲渡の通知の際に、約定利率による残債務を認めたとして、それまでの利息制限法利率での引き直し計算をも否定しようとする主張、 ④業者内部で貸付停止措置をとったので、その時点から過払金の消滅時効進行するとの主張、 はては、⑤借主は貸金業者との取引で過払い金が発生して返還請求ができることを、新聞や、テ レビ、ラジオの広告等により知っており、約定利率の支払いを続けていたのは、非債弁済に当たるから過払い請求をすることはできないというものまで・・・・ 勝負けは別にしても、過払請求に対し可能な限り抵抗し、返還額を少しでも減らそうとする努力は、ある意味で見習わなければならいと 思うほどです。 当事務所でも、勝訴したのに2013年中に回収できなかった案件、訴訟が長引いている案件等、2014年にかけて積み残した案件が多 いのが現状です。 約定に従い支払ってきた依頼者の正当な権利を回復するため、本年も気を引き締め、「目には目を」の精神で戦っていく所存です。