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司法書士 三谷先生のブログ

エポスカード、ゼロファースト、両カードの過払い金返還状況

エポスカードは、昨年、ゼロファーストを合併しましたが、債務整理や過払い金の返還交渉において、その影響が出ているケースが見られるようになりました。

合併前は、ゼロファーストとエポスカードは、あくまで別会社でしたから、2つのカードを利用してキャッシング取引をしていた方の場合でも、別々の交渉が可能で、原則として和解の内容も、相互に影響を受けませんでした。

過払になっている方だけ、取引履歴の開示請求をして、過払い金を取り戻すことが可能でした。

残債務が残っている方は何もせずに、後で取り戻したお金や自分の収入で完済し、再度返還請求する例も多く見られました。


しかし、合併後では、ゼロファーストとエポスカードの両方のカードを利用している場合、過払いの方だけ、返還請求することはできなくなりました。

カードでの取引は別々でも、和解契約は、1個の契約で行い、一方で過払い金があっても、もう一方の債務を返済したうえでなければ、過払い金を返還してもらえないことにないります。

実際には、相殺して過払い金の方が残債務より多ければ、その分だけ返還するという和解をします。

エポスカードの内部では、両方とも、過払い金が発生している場合でも、別々の交渉、和解契約を経て過払い金を返還する取り決めになっているようです。


結局、2つのカードを利用していた場合、余裕がある方は、①ともに完済してから請求するか、②あらかじめ計算書を取り寄せて、利息制限利率で引き直し計算をして、両方とも過払いになっていることを確認してから返還請求すれば、信用情報機関に事故情報も残らず、しっかり取り戻すことが可能ということになります。